エクセキューショナーの能力調整案

エクセキューショナーは、『サイレントヒル』という霧と血と錆に覆われた世界からやってきた殺人鬼であり、「地獄のような道を闊歩する処刑人」という存在そのものが大きな魅力の一つだと思います。

その特徴をゲーム内で表現しているものの一つが「トレイル」です。エクセキューショナーが歩いた場所にトレイルを刻み、それを踏んだ生存者に煩悶を与える仕組みは、単なる状態異常付与だけでなく、「処刑人がこの場所を通った」という痕跡をマップ上に残す能力としても機能しています。

現在のエクセキューショナーは、「裁きの儀式」を発動して移動することでトレイルを生成でき、その状態から「地獄の罰」を使用できます。つまり、地獄の罰を狙いながら、その過程でトレイルを敷くというプレイが一つの能力体系に組み込まれています。

しかし、この仕組みには、トレイルを生成するためのコストに対して、その効果が生存者の行動に大きく依存するという問題があると考えています。

現在の問題点

1. トレイルを生成すること自体にチェイス上のコストがある

裁きの儀式中は移動速度が低下するため、エクセキューショナーは通常より遅い状態で生存者を追いながらトレイルを生成することになります。

また、裁きの儀式は地獄の罰を使用するためにも必要なので、地獄の罰のタイミングを伺いながらトレイルを敷くことができます。しかし、その間に生存者が距離を取れば、速度低下によってチェイスに時間を使ったうえ、生成したトレイルも避けられてしまう可能性があります。

2. トレイルによる煩悶付与が生存者の進路選択に大きく依存している

トレイルを生成しても、生存者がその上を通らなければ煩悶を付与できません。

特に板が多いマップや、迂回路が多いマップ、ギデオン食肉工場のように強力な板を利用して時間を稼げる状況では、生存者がトレイルを避けながら板や強力なポジションを順番に利用できます。

そのため、エクセキューショナーが速度を落としてトレイルを生成しても、生存者がそれを避ければ、その時間に見合った効果を得られない場合があります。

具体的な変更案

地獄の罰の攻撃判定が消滅した2秒後、その軌跡にトレイルを生成する

「地獄の罰」を使用した際、その攻撃判定が消滅してから2秒後に、地獄の罰が通過した場所へトレイルを生成するようにします。

このトレイルの持続時間は通常より短くし、45秒程度を一つの目安とします。通常の「裁きの儀式」によって生成されるトレイルは、現在の90秒を維持します。

地獄の罰が命中した瞬間にトレイルを生成すると、ダメージとほぼ同時に煩悶を付与することになってしまいます。そのため2秒の間隔を設け、地獄の罰によるダメージとトレイルによる煩悶付与を分離します。

また、この2秒の間に生存者が移動できるため、地獄の罰の命中がそのまま即時の煩悶付与につながるわけではありません。

変化によって何が改善されるか

1. トレイルへの生存者依存度を緩和できる

地獄の罰を使用した場所にも短時間のトレイルが残ることで、エクセキューショナーが地獄の罰を使用すること自体が、マップ上に一時的な危険地帯を作る行動になります。

生存者が通常のトレイルを避けた場合でも、地獄の罰の軌跡に新たなトレイルが残るため、エクセキューショナーがマップへ能動的に影響を与えられる機会が増えます。また、地獄の罰をどこで使用するかによってその後のトレイルの位置も変わるため、生存者の進路を予測しながら攻撃するという、エクセキューショナー側の戦術的な選択肢も増えると考えています。

2. 板グルや強ポジに対するトレイルの価値を安定させられる

生存者がトレイルを避けながら板や強ポジを利用しても、地獄の罰を使用した場所には一定時間トレイルが残ります。

これによって、トレイルを「生存者が踏んでくれることを期待するだけのもの」から、生存者の次の進路選択にも影響を与えられるものへと広げられると考えています。

3. エクセキューショナーのキャラクター性とゲームプレイを一致させられる

ゲーム内のキャラクター紹介では、エクセキューショナーは「サイレントヒルの地獄のごとき道」を「使命を背負い闊歩」していた存在として描かれており、さらに「彼の行く場所は怪物でさえ影に潜み、出会った生き物は、ためらいのない攻撃行為の犠牲となった」とされています。

現在の「トレイル」は、まさにこの「彼が歩いた場所に危険が残る」というエクセキューショナーの存在感をゲームプレイへ落とし込んだ能力の一つだと考えています。

そこへ「地獄の罰を振るった場所にも、後からその痕跡が残る」という要素を加えることで、歩いた場所にも、攻撃した場所にも処刑人の痕跡が残るという、より一貫した表現になります。

これは単純な能力強化ではなく、エクセキューショナーが『サイレントヒル』で担っていた「地獄のような道を闊歩する処刑人」という役割を、既存の「裁きの儀式」「トレイル」「地獄の罰」の関係を利用して、ゲームプレイ上でもより明確に表現する調整だと思っています。

今回の提案がそのまま採用されることを望んでいるというよりも、エクセキューショナーの今後の調整を考える際の一つの意見として、開発・運営の皆様の目に留まり、少しでも参考になれば幸いです。
これからも『Dead by Daylight』を楽しみにしています。

Tagged: Killers

Comments

  • トレイル含めて罰が現環境では戦力外に近いもので, 調整を必要とします

    罰の軌跡にトレイルを生成する案ですが, アドオンによって罰の範囲が変わるため, 総合的なバランス調整を必要としそうです